駐車場特典付き 渋滞知らずで善光寺御開帳へ 長野電鉄のおトクなきっぷ・電子チケット

長野電鉄は「善光寺御開帳」へのお出かけや沿線への観光客に向け、各種おトクなきっぷや電子チケットを発売します。

湯田中駅に停車中の長野電鉄2100系電車「スノーモンキー」(たまくじら/写真AC)
湯田中駅に停車中の長野電鉄2100系電車「スノーモンキー」(たまくじら/写真AC)

数え年で7年に一度執り行われ、善光寺(長野市)で最大の儀式である御開帳ですが、2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催が見送られました。当初の予定から1年延期された2022年4月3日(日)から始まっており、6月29日(水)までの間にさまざまな式典や法要などが催されます。

期間中は市街中心部の交通渋滞を緩和するため、上信越自動車道の須坂長野東インターチェンジから約10分の場所にある長野電鉄須坂駅にクルマを置いて電車に乗り継ぐ「パーク&レールライド」が推奨されています。須坂駅から善光寺下駅・長野駅までの往復乗車ができる「御開帳須坂長野往復きっぷ」(大人1000円・小児500円)を購入した方には、須坂駅前の駐車場が100円で利用できる特典が付いています。須坂市内の観光施設で割引も受けられるので、善光寺帰りにちょっとした散策も楽しめます(詳細は下図を参照)。

また、御開帳期間中にJR東日本が観光型MaaS(Mobility as a Service)「旅する北信濃〜牛(スマホ)にひかれて善光寺御開帳〜」を提供しており、その中で長電グループのおトクなきっぷが電子チケットとして購入できます。地獄谷野猿公苑の入苑とアクセスがセットになった「スノーモンキーパス」や、乗り放題タイプの「長電フリー乗車券(2日用/1日用)」および「ながでん鉄道・バス2DAYフリーきっぷ」は、駅窓口で取り扱う紙のきっぷと同じおねだん・効力です。加えて、駅窓口では買えない電子チケット限定商品として「ながでん鉄道・バス1DAYフリーきっぷ」「長野・小布施フリーきっぷ」がラインナップされます(詳細と利用可能区間の路線図は下図を参照)。

なお、長野駅〜小布施駅間の電車が乗り降り自由となる紙のきっぷ「戸隠・小布施リレーきっぷ」も御開帳期間中に発売されますが、こちらはアルピコ交通(本社: 松本市)の路線バス企画乗車券をお持ちの方のみ購入できます(詳細は下図を参照)。

【路線図で解説】長野電鉄 「善光寺御開帳」に向け各種おトクなきっぷ発売

善光寺の最寄駅である善光寺下駅には御開帳期間の毎日、昼間時間帯のA特急列車が臨時停車します。また、観光案内列車「特急ゆけむり〜のんびり号〜」も善光寺下駅に停車するほか、通常の土日祝日に加え、2022年4月〜6月は金・月曜日にも運転日が拡大されます。